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教育あらかると

教員服務の基礎知識

教師の上司は誰のこと? 上司の命令は絶対?

 


何となく職位に差を感じることが少ない教師の職場。でも、上司の命令には従わなければなりません。


 

1.教諭の上司

 

教諭の上司とは誰でしょう。まず思い浮かぶのは校長先生、副校長先生、教頭先生といったところでしょうか。

 

教育委員会はどうでしょう。教育委員会は合議体の機関ですから、直接的には上司という感じではありません。しかし、学力調査や研究指定など、教育委員会からの依頼を受けなければならないことは数多くあります。これは誰の命令でしょうか。

 

教育委員会の教育長がこれにあたります。すなわち、教諭の上司を権限の強い順に並べると、次のようになります。

 

①教育長
②校長
③副校長
④教頭

 

2.上司の命令は絶対?

 

職場で、何のトラブルもなく仕事をしていれば、誰かから「命令された」と感じることはまずないと思います。しかし、気づきにくいだけで、学校現場にも、従わなければならない「上司の職務命令」は明確に存在します。

 

日々の仕事を通して、校長先生や教頭先生から「先生、忙しいと思うのだけど、来週までに授業計画を立ててもらえませんか?」などと頼まれた仕事をこなしていると思います。

 

こうした「頼みごと」には、相手の好意に期待して依頼する文字どおりのお願いごとと、もうひとつ職務命令としての頼みごとがあります。

 

その「頼みごと」が、①上司から言われたものである場合、②職務にかかわる内容である場合は、「職務命令」に当たります。このような「頼みごと」の場合には断ることができません。

 

しかし、実際の職場の場面では、ほかの仕事に忙殺されていて、新たな「頼みごと」を受けられないことはよくあります。ここで誤解してはならないことがあります。

 

「校長先生、すみません。ちょっと今ほかの仕事に追われてまして」という教師に対して、「わかりました。それでは、ほかの先生にお願いしてみますね」という校長先生の返答。この部分だけを切り取って考えてしまうと、妥当な理由づけができさえすれば、上司の職務命令を拒否できるかのように見えます。しかし、これは誤りです。